フィラーと脂肪移植の違いは大きく２つの面で考えることができます。ひとつめは費用的な面です。フィラーは１cc単位で包装されているため、注入の量が多くなるにつれ費用も比例して多くなっていきます。しかし脂肪移植の場合使用する量とは関係なしに、費用が一定になっています。それならば小さな部位に少しの量を注入するのであればフィラー施術の方が有利ですし、多くの量を入れたり、面積が広い場合には脂肪移植が経済的と言えるでしょう。
ふたつめは、生着率の違いです。フィラーは時間の経過によって溶けてなくなりますが、脂肪移植の場合一部は生着し一部は吸収されます。一度生着した脂肪はずっと維持されるためむしろフィラーよりボリュームの維持面で有利な面があります。

脂肪移植の採取部位としては腹部や太ももの脂肪を主に使用しています。腹部の場合は主におへそを通して、太ももは付け根の方に小さな切開傷を通して脂肪を採取します。移植した部位は３ヶ月後からシャワーとメイクが可能です。採取部位の場合７日目に糸を抜糸し、直後は赤く傷が見えますが徐々に薄くなっていくため心配する必要はありません。

個人差がありますが、基本的には脂肪採取後に純粋な脂肪のみを抽出し注入する場合、生着率はそれほど低くありません。またTAKO美容外科ではリポケットを使用しオイルを十分に除去して注入するため生着率が高い方です。

脂肪移植後の腫れやあざは１週間程続きます。少しの腫れやあざはメイクでカバー可能で、リタッチは２～３ヶ月の間にすることをおすすめしています。またTAKO美容外科ではより高い生着率のために３ヶ月を越えた脂肪は全て破棄してします。